町田にある共働学舎は「障害者が障害者としてしか生きられないことを克服する」ことを目標とする社会福祉法人で、障害者との共生だけでなく、「次世代との共生」をめざし、設立以来さまざまなリサイクルに取り組んでいます。
それは、「社会的弱者の声を聞きながら共に歩むことは、生きていく上で必要とする全ての資源を大切にすることと絡み合う、ひとつの道筋」であるという考えでもあるのです。
はらっぱとあしたやで扱っている共働学舎のトイレットペーパーは、現在再生のルートがなく焼却炉で燃やされるだけの雑誌類からリサイクルされています。
再生の過程で塩素漂白をせず、「地球釜」という大きな釜で煮立てて繊維をほぐし、インクを分離しやすくして「脱墨」という過程でインクを抜き取っているそうです。
年間約90万トン(一人あたり7キロ)消費されているといわれるトイレットペーパーはリサイクルできない最終商品ですから、もし皆がバージンパルプのものを使用するとしたら、環境保全の点から考えてたいへんなことになりますね。また、リサイクルの過程で環境を汚染するようなことがあったらそれも大きな問題です。
色は真っ白というわけにはいきませんし、肌ざわりもそうふんわりしてもいませんが、環境を考えて作られた、誇り高き共働学舎のトイレットペーパーをぜひお使いいただければと思います。
トイレットペーパー1袋(10ロール)450円