寧楽共働学舎は北海道北部の日本海沿い、札幌と稚内のほぼ中央の留萌にあります。
1977年に開設され、心身に様々な問題を抱え、社会で一人での生活が困難な方や自給自足の生活を楽しみたい方など20数名のメンバーが、豚と鶏を育て、米と野菜を作り、豚肉、卵、ソーセージを販売して共に暮らしています。 あしたやで長く販売してきたのは、ベーコンとソーセージです。 豚はとても成長が早く、生まれてから約6ヶ月で100kg以上になりますが、病気の発生を防ぐことが重要で、そのために抗生物質に頼るのが一般的だそうです。 しかし、寧楽共働学舎では、豚を月齢8ヶ月ほどまで時間をかけて育てています。通常と比べると生産効率は下がりますが、豚本来の味、脂の旨みを引き出すことができます。
餌には、酵母菌を入れて自家製配合による発酵飼料を与えています。酵母菌の働きによって豚舎全体もよい環境となり、抗生物質を使用する必要がありません。 豚の飼料の8割を占める小麦には、北海道産の規格外小麦を使用しているので、輸入飼料の問題もなく、安全な豚肉を生産することができます。
ソーセージは豚肉に塩、スキムミルク、香辛料に背脂で余分なものは加えず、シンプルで自然な味です。ベーコンもブロックの状態で、他ではなかなか手に入らないと人気です。
たくさんの方に食べていただいてきましたが、5月より価格の変更となります。飼料代、包装材料、電気、送料など、生産にかかる経費の値上げが重なったため、このままでは生産を持続できなくなってしまうことから、生産体制と価格の見直しをせざるを得ないとのことでした。 ご理解いただき、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
5月より、以下の価格となります。 ベーコン 100g 370円 ソーセージ(あらびき)250g 832円