今年ももう残りわずか、最後の月となりました。この時期になるとお豆を使う機会が多くなりますね。そこで今月はあしたやで扱っていて、とても美味しい…と好評の北海道士別にある杉野農園のお豆の紹介です。
先ず、生産者の杉野さんからのお便りの一節をご紹介します。
「私達農家が作る食物はその大方が早稲種より晩生種のほうが美味しいと思います。ゆっくりと長い時間をかけて育つのがよいのです。北海道も昔に比べて地球温暖化で、霜の降る時季が遅くなり、豆類も晩生種に変わってきています。
(中略)安全を思って除草剤は使用していません。虫の薬も異常発生で地区全体で取り組む時は消費者の方に伝えます。食べてくださる皆さんとつながりを持つことは育てる生産者としてとても“張り合い”が持て“やる気”が起きるものです」と書かれています。
私達販売者にとっても大切なことだと思いました。生産する方々のたくさんの思いの少しでも、あしたやを選んで買ってくださる皆さんに伝えていきたい、そして生産する方と食べてくださる方のつながりをより強く出来るよう心して販売をしていきたい、と改めて思いました。
そのお豆の今年の出来ですが、今年の夏は何十年に一度の暑い日続きで「小豆」は小粒が多くなりました。品種は赤の色が明るい<えりも>。「金時豆」の品種は<ふくまさり>でいずれも播種から4ヶ月くらいで刈り取ります。機械で刈り取った後2週間位自然乾燥し秋の晴天にあわせて脱穀後、最終的に小粒、腐れ等を手よりして出来上がりです。
毎年待っている方の多い「白花豆」ですが、こちらは高温の嫌いな性質もあり、今年はほとんど全滅とのことで本当に残念ですが、今年は扱うことが出来ません。逆に「黒大豆」は暑いのが良かったのか、豆の中では一番の豊作だったようです。
その年の天候などによる影響が大きい農産物ですが、これからもつながりを大切にして毎年の季節の恵みを心待ちにしていきたいものです。杉野さんの今年の新豆、ぜひ味わってみてください!
(各300gで540円)