多摩市では市内の福祉グループへ、「福祉農園」として和田地区にある畑を貸し出しています。私たち「あしたや」も3年前から200平方メートルの面積を借りて畑作業をしています。
ハンディある人と共に働く活動としては「はらっぱ」と「あしたや」ふたつのお店と配達などの仕事が中心ですが、畑仕事もそれぞれのメンバーが行ける時に関わることで仕事の中身を増やし、さらに収穫品を販売することで、あしたやの運営にも貢献することができます。
最初の年は何もかも手探りで、作付も行き当たりばったり。野菜よりも草の方がいっぱい茂り、お隣の畑にもご迷惑をかけている状態でしたが、今年の「あしたや畑」はちょっと違います!
畑専門に関わってくださるボランティアの方々の強力な手助けで、他の福祉グループの皆さんから「最近は畑らしくなったね!」と言っていただけるようになりました。
先日はあしたやメンバーが大挙してジャガイモ堀をしました。ささやかな収穫でしたが、自分たちで育てて収穫する喜びは充分なものでした。
今年の夏は例年になく、気温が低く雨が多かったので野菜も品薄、価格も高くなると言われています。
最近のあしたや畑では、キャベツ、ゴーヤ、インゲン、トマト、モロヘイヤ、ハーブ類などを収穫して店頭にも並べています。もちろんその量はささやかなものですが、完全無農薬、有機栽培の品ですから、店頭でも一際、存在感のある野菜たちです。
これからは秋野菜のおいしくなる季節ですが、私たちも秋ナス、オクラ、ブロッコリー、さつまいも、小松菜、ほうれん草、ミョウガ、カリフラワーなどが収穫できるように頑張っていますので、お店に来たときには、ぜひ「あしたや畑」の限定品をお求め下さい。見かけは今ひとつでも、きっと味わいが違うと思います。